この治療に効果のある方のお悩み
お顔に刻まれているシワやへこみ、たるみに効果的です。
主な具体例
涙袋の形成目の下のたるみや黒グマ・凹み頬のたるみやくぼみ頬の外側の影口周りのシワ(ほうれい線やマリオネットライン)やたるみ口唇の形成顎先の形成ヒアルロン酸によるリフトアップ
ヒアルロン酸の注入療法とは
ヒアルロン酸はもともと人の体の中に存在し、皮膚の潤いや弾力を維持するのに必要な物質です。しかし、加齢とともに徐々にヒアルロン酸の量が減少してくると、シワやたるみが目立つようになってきます。これらは皮膚だけの問題ではなく、皮下組織・筋肉・骨格の衰えも伴っています。
ヒアルロン酸注入は、このような加齢によってできた顔のへこみやシワ・たるみに適した治療です。ヒアルロン酸が体内の皮下組織と融合することで、ボリュームの減った部分に補ったり、顔全体の骨格からアプローチすることにより、お顔のへこみやシワ、たるみなどが改善され自然に若返りすることができます。
当院のヒアルロン酸注入療法は、なるべく自然にシワやたるみを改善することで、周囲に気づかれない程度に、年齢相応よりも若々しく仕上げることを心がけて治療しています。
またヒアルロン酸は、軟かいものから硬いものなどの複数の種類があり、ご希望の注入部位や目的、お悩みによってどのヒアルロン酸を何本使うのかが変わってきます。また同じ部位を治療する場合でも軟かいものと硬いものの2種類を併用する場合があります。最低限、変化を出すための必要量もありますのでまずは医学的見地からヒアルロン酸の必要な種類や本数を提言させていただきます。
ヒアルロン酸によるリフトアップ
顔全体を自然に若返らせることを目指してリフトアップさせる注入法です。シワの溝に注入する方法ではなく、顔のポイント毎に注入することで引き上げ、マイナス5歳のバランスのとれた美しいお顔立ちに導きます。
副作用
- 内出血1〜2週間で消退しますが、当日の飲酒や運動、長時間の入浴やサウナは避けてください・注射部位の赤み、腫れ、痛み数日間で軽快します。保冷剤などでクーリングをすると症状が和らぎますまた、針の痕が少し赤く残りますが、お化粧でカバーできます。・硬結、結節注入部位に異物感や腫れ、凹凸感、硬結が出ることがありますが、1ヶ月ほどで除々に落ち着いていきます。
- 血栓・塞栓:非常に稀ですが報告があり可能性があります。治療後、皮膚表面が白くなったり紫色になったりした場合や、水疱が出た時、強い痛みが持続する場合は、速やかに連絡してください。ヒアルロニダーゼというヒアルロン酸を溶かす薬剤による速やかな処置を要する場合があります。
治療の流れ
1.カウンセリング
各治療の初回は、医師から治療内容のご説明(効果や副作用など)とご不明な点の確認などをさせていただきます。
※2回目からは必要ありません。
2.問診
医師やスタッフと相談しながら、治療部位や注入場所、注入量を決めていきます。
※施術の結果には個人差があり、医師の説明は、おおよその予測となります。
3.洗顔
お化粧は顔全体に落としていただきます。
※注射針の挿入を行いますので清潔に施術を行うためです。
※院内にアメニティ(メイク落とし・洗顔料・タオル類・化粧水・乳液)を準備していますのでお使いください。
4.麻酔
医師の判断で麻酔が必要な場合のみ、麻酔クリームや麻酔の注射(各有料)を行います。
(麻酔が必要ないと判断された場合でも、希望される方には麻酔(有料)の処置を行いますのでお声がけ下さい。)
5.消毒とマーキング
6.施術・クーリング
治療部位に注入していきます(部位によって、医師の判断で安全性の理由から注射針ではなくカニューレ(有料)を使用させていただきます。)
7.術後
お化粧をお直しいただいてご帰宅ください。
※院内にアメニティ(メイク落とし・洗顔料・タオル類・化粧水・乳液)を準備していますのでお使いください。
※お化粧品は置いてありませんのでご持参下さい。
8.経過観察
2〜4週間後に経過診察します。
注意点
当日は治療の部位へのメイクは避けてください。
洗顔・スキンケアは可能ですが、こすらないようにしてください。
この治療を受けられない方
- 妊娠中の方、またはその可能性のある方
- 授乳中の方
- 未成年の方
- 抗血小板薬や抗凝固薬などの内服をされている方
- 2週間前後にレーザー治療、ケミカルピーリング、皮膚擦傷法による治療をされた方、または予定されている方
- 以前、局所麻酔薬(リドカイン)やヒアルロン酸に対するアレルギーやショック症状をおこされた方
- 本品の成分又はグラム陽性菌蛋白に過敏な反応のある方
- 精神疾患のある方
- 顔面に重度の皮膚疾患のある方
- ケロイド体質の方
- 糖尿病、慢性副鼻腔炎、虫歯、免疫抑制薬内服中の方
※顔面のレーザー治療を2週間以内にされた方はできない場合がありますのでご相談下さい。
施術後にお化粧を直してからご帰宅ください。
ヒアルロン酸注入 Q&A
- 注入時に痛みがありますか?
- 注入時に注射針を刺す痛みがわずかにありますが、針の太さも採血で使う針よりも細いものを使っているためわずかです。施術前にお痛みを和らげるためアイスパックにより冷却します。また、ヒアルロン酸注入剤には麻酔剤が含まれていて徐々に注入部位に効いてきますので、通常は麻酔は必要ありません。医師の判断で必要と判断した場合は、麻酔クリームの塗布や麻酔の注射(各有料)を行います。
- すぐに効果は出ますか?
- 注入直後から効果が実感できることが多いです。 ※へこみやシワ、たるみの改善に医学的に必要な量を注入した場合を前提としています。
- どれくらい効果は持続しますか?
- 注入したヒアルロン酸の種類、注入部位、注入量、注入した深さにより効果の持続期間は様々です。軟らかい製剤は数か月~1年、硬い製剤は1~2年近くかかって吸収されると言われています。注入されたヒアルロン酸は徐々に吸収されて、いずれは投与前の状態に戻ります。定期的なヒアルロン酸注入によって効果を維持できます。(またリフトアップのレーザー機器を併用することによって、若返りの相乗効果を得ることが可能になります。)
- 注入後はどのような状態になりますか?
- 治療部位にわずかな赤み、圧痛、痒みが出ることがあります。稀に内出血が出た場合は、少し腫れることがあります。いずれもお化粧で隠せる程度です。
- 注入後にお化粧はして帰れますか?
- 施術後にお化粧を直してからご帰宅ください。 ※院内にアメニティ(メイク落とし・洗顔料・タオル類・化粧水・乳液)を準備していますのでお使いください。 ※お化粧品は置いてありませんのでご持参下さい。
- ヒアルロン酸の注入後に、注意しなければならないことはありませんか?
- 注入当日の洗顔や入浴は可能ですが、当日の運動や飲酒、日焼けはお控えください。また、治療後1週間は注入部位のマッサージや圧迫はお控えください。
- ヒアルロン酸注入は、他の治療と併用できますか?
- 当院の施術の大部分と併用が可能です。診察の際、ご希望の治療をご相談ください。 (レーザーやケミカルピーリングは注入後2週間は禁止、浅い部分のヒアルロン酸は皮膚に力を加えることで動くことがある)
- 治療を受けられない場合はありますか?
- 上記の「この治療を受けられない方」の記載をご参照下さい。