太田母斑は、どちらか片側の目の周囲や頬(三叉神経第一枝もしくは第二枝の領域)を中心に発生する青もしくは褐色のあざ(母斑)や斑点のことを言います。黄色人種の女性(男性の4~5倍)にみられやすいとされ、生後間もなく発症することもあれば、思春期前後、あるいは成人(主に妊娠・出産期)になってから発症することもあります。原因としては、メラニン色素の異常によって起きるとされていますが、詳細に関してはわかっていません。
主な症状ですが、見た目以外で何か問題が起きるということはありません。ただ自然に消えるということはないので、見た目が気になる場合は治療ということになります。この場合もQスイッチ付きルビーレーザーやQスイッチ付きアレキサンドライトレーザーといったレーザー療法となります。ただ1回の施術で解消するということはないので、一定の間隔でレーザー治療を受けに通院する必要があります。