うおのめは、その肥厚が真皮に向かっていき、その際に芯も形成されるようになります。この芯というのが、神経を圧迫するようになるので、発症部位が刺激を受けると圧痛が起きるようになります。このうおのめは、核とされる部分が魚や鶏の目によく似ていることから、うおのめや鶏眼と呼ばれるようになりました。発症の原因としては、サイズや幅の合わない靴を履いている、開帳足、歩行バランスが悪いといったことが挙げられます。

治療に関してですが、まず慢性的に物理的な刺激を受けないようにする環境を整えるようにします。具体的には、サイズの合った靴を履く、歩行バランスを正常にしていくといったことです。また肥厚化している角質層を除去していきます。この場合、肥厚化した角質層にスピール膏を貼付し、角質層を軟らかくしてからその部分を切除することが多いです。このほかにも、炭酸ガスレーザーや液体窒素を用いた凍結療法などによって切除することもあります。